「夢と金」 要約、感想

お笑いタレント、西野亮廣さんの著書「夢と金」を読んだ感想を話していきたいと思います。

まず西野さんに対する個人的印象ですが、

バラエティ番組、はねるのトびらで活躍していたな、その後絵本を書いていたな、くらいの印象しかありませんでした。

しかし本書からは、「とても頭が良く、行動力がある人」という新たな一面を見て取ることができました。

本書から売れる商品を作る手法お金を集める方法等、ビジネスに関連するたくさんの学びを得ることができましたが、一例を紹介します。

今、世の中の商品、サービスに明確な差別化ができなくなってきており、他者と差別化を図るには人検索が重要になってくるとのこと。

ラーメン屋A、ラーメン屋B、ラーメン店C、あなたの知人の山田さんの経営するラーメン屋の4つがあったとして、

値段、味に差がなければ、多くの人は、山田さんのラーメン屋に行くのではないでしょうか。

ここには山田さんを応援したいという意味付けがありますよね。

通常競合相手が多ければ、価格勝負となり、値下げ合戦に発展していきますが、山田さんのラーメン屋は、値下げをする必要がないのです。

理由は、山田さんのラーメン屋はで選ばれているからです。

これからは、いかにファン(支援者)を作れるかが重要になってくる時代になるとのこと。

(非常に共感できました φ(..)メモメモ)

もう一つ、印象に残っている内容として、

高価格帯にクレームを入れる人はバカ」という題の内容があります。

本書に書かれている例を挙げると、市川團十郎さんファミリーの歌舞伎劇で、SS席の価格が3万円に設定されており、これに対して値段が高すぎるというクレームがあったそうです。ちなみにSS席は凄い勢いて売れたので、クレームを入れた人はSS席を買わなかった人になります。

しかし、SS席のような値段の高い席を用意しないと、SS席を買えない人向けの安い席の値段が上がってしまう現実があるとのこと。

つまり、高価格帯商品をなくすと、お金に余裕のない人からお金をとる世界が待っているということです。

私自身クレームを入れたことはないのですが、今までクレームを入れる人側の思考を持っていました。

今後演劇等を見に行った際に高価格の席にいる人を見つけたら、

心のなかで「ありがとう\(^o^)/」と感謝したいものです。

人生を豊かにするためには、学び、行動が必要だということを警鐘してくれるインパクト大の本だと思います。良い本に出会えて良かったです。

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