昨今、食事での血糖値上昇を緩やかにするために、野菜を最初に食べ、ご飯は後から食べることを進める医者や栄養士をTV等でよく目にするようになりました。
私はこの手の専門家ではないですが、言っていることは正しいと思っています。
でも、昔の人も同じような食べ方をしていたのかな? と疑問に思うようになりました。
昔の人は一汁一菜の食事を基本としていたので、現代の様におかずの数、量ともに多くはありませんでした。
例えば玄米ごはん、味噌汁、お漬物の献立の場合、漬物と味噌汁を完食した後に玄米ごはんを食べていたわけではないと思います。
みなさんも当事者になったつもりで想像してください。こんな食事法は絶対においしくないですし、ストレス溜まりますよね。
味噌汁を飲んで、口の中に鹹味が広がっている状態でご飯を頬張るほうがよっぽどおいしく食べられるのではないでしょうか。
昔は血糖値を急激に上げるような食べ物がなかったのに対し、現代では、精製度の高い小麦から作ったパン、精製度の高い白米といった血糖値を急に上げてしまう食べ物を日常的に食べるようになったため、仕方なく上記のような食事指導がなされるようになったと私は考えています。
つまり主食に玄米や、分付き米を選べば、好きな順番で食事をしていいのではないかと言うのが私がたどり着いた結論です。
※分付き米の説明は、こちらで紹介しています。