今回は、マクロビオティックの学びの中で得た豆知識を紹介していきたいと思います。
①煮しめと煮物は別料理
煮しめ:煮汁が残らないように、じっくり時間をかけて煮込んだ陽性の料理(水分が少ないため日持ちする)
煮物:だし汁がじゃぶじゃぶとした中で、具材を煮込んだ陰性の料理(水分が多いため日持ちしない)
②陽性の天然塩は吸湿することで陰性に傾く
天然塩は精製塩と異なりサラサラとしていないものが多いです。夏場は湿気でベタッとしてしまうのですが、これは陽性の塩が陰性よりに傾いてしまっている状態です。
フライパンで塩を炒ることで湿気を飛ばし、陽性度を上げることができます。
③ナス科の野菜の取り方には注意
ナス科の野菜(ナス、ピーマン、パプリカ、トマト)は陰性度がとても強い野菜ですので、夏の暑い時期以外に食べることはおすすめできません。
「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがありますが、極陰性のナスを食べると体が冷えてしまい、流産する可能性があるという意味です。
④酢を料理に使うときは火を入れる
以前健康法として酢を飲むことが話題になった時期がありましたが、酢は極陰性食品で、血を溶かしてしまう溶血食品です。貧血の人がそのまま飲むのは逆に健康を害してしまいます。
料理に使うときのポイントは少し火を入れることです。こうすることで陰性が飛び、味もまろやかになります。但し揮発性なので、沸騰させてはいけません。
⑤みりんは煮切る
④で酢を沸騰させないと言いましたが、逆にみりんを料理に使う際は、沸騰させてアルコール分を飛ばすことをおすすめします。
アルコール分は陰性ですので、沸騰させることで陰性を飛ばすことができます。