体感時間は変えられる

私が最近読んだ面白かった本の内容を備忘録としてまとめたいと思います。

その本は、一川誠さんの著書、「仕事の量も期日も変えられないけど、体感時間は変えられる」です。

大人になると月日が過ぎるのが早く感じられ、人生損をしているように思われる方もいるかと思いますが、その主たる原因は体の代謝の低下にあります。

身体の代謝が激しいと「心理的な時計」は速く進みます。でも物理的な時計(1日は24時間で変わることはない)は不変なものなので相対的に物理的な時計の進み方は遅くなります。つまり時間がゆっくりと進んでいるように感じられます

一方身体の代謝が低下してくると、逆に「心理的な時計」は遅く進みます。当然物理的な時計は不変なので相対的に物理的な時計の進み方は速くなります。つまり時間がはやく進んでいるように感じられます

一般的に、子供(代謝が激しい)は月日の経過がゆっくりと感じられ、大人(代謝が低下)は月日の経過がはやく感じられる原因にはこういった理由があるのです。

また体の代謝の低下以外にも、大人が月日の経過がはやく感じるようになってしまう原因があります。

・毎日がルーチンワークの連続で新しいイベント(体験)が少ない。

→子供が月日の経過がゆっくり感じられるのは、毎日が新しい体験の連続であることも影響しています。大人はなかなか新しい体験ができなくなってきてしまうため、意識してイベントを作ることが必要になってきます。

・「狭い」、「暗い」、「音が小さい」環境で過ごす。

→大人になると外で過ごす時間よりも家で過ごす時間が増える傾向にあると思います。

対策として特におすすめするのが山歩きです。理由は、広く、明るい環境で、かつ体の代謝を上げることができるからです。また屋外の音楽フェスに参加するのもおすすめです。

最後に補足ですが、強い恐怖を伴う状況でも時間の経過がゆっくり感じられるそうです。(^^;)

(例:震災に遭う、会社の上役への大事なプレゼン、強盗に襲われる)

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