「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」 感想

今まで数多くの本を読んできた中で、再度読み直した本は数えるほどしかないのですが、

ミニマリストの佐々木典士氏著、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」はそのうちの1冊です。

ミニマリスト生活に興味がある人にとっては、一読の価値がある本だと思います。

本書ではミニマリストとは程遠い生活をしていた著者がミニマリストになった経緯、そのメリット、さらにミニマリストになった後に感じたことなどが分かりやすくまとめられています。

個人的に興味深かったのが、人の幸せは、50%が遺伝40%が日々の行動10%が環境で決まるとのこと。(ポジティブ心理学者の研究結果)

環境の割合が低いということは、小さな家に住もうが豪邸に住もうが、高価な家電を持っていようが持ってなかろうが幸せには大きな影響を与えないということです。これには、結構衝撃を受けました。

著者はモノを最小限まで減らした結果、人の幸せに40%もの影響を与える 日々の行動が変わったとのことです。性格がポジティブになり、行動力が上がり、さらに世の中のあらゆることに対して感謝の心が芽生えたとのこと。

自分の選択で幸せをコントロールできる割合が50%として、そのうちの40%が日々の行動で決まる。

モノを手放すことは幸福度を上げるきっかけになるのではと感じさせてくれる内容でした。

また本書はモノの手放し方についての細かなレクチャーも書かれているので、普段なかなかモノが捨てられないという方にとってもおすすめできる本だと思います。

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