投資未経験の人が投資を始める際、自分で勉強する時間がない、面倒くさい等の理由で投資成功者の手法を真似る人もいるかと思いますが、私は導入として成功者のマネをするのは良いことだと思います。継続的に投資を行っていくには、成功体験を積むことが欠かせないと思っているからです。
但しデメリットもあると感じるようになりました。
世界一有名な投資家といえば、おそらくウォーレン・バフェット氏の名前が挙がるのではないでしょうか。
少し前ですが、日本の商社株を大量に購入したことがニュースになりました。
私はニュースが出る前から商社株を保有していたため、ニュース後の商社株暴騰に対して高揚感を感じたのを覚えています。
ただ商社株の売却タイミングについて、迷いが生まれてしまったんです。
もともと商社株については、高配当銘柄として長期で保有する予定でいました。
会社で大きな不祥事が起こったケース、2、3期連続で減配したケース等、自分なりに売却する基準を設定した上で購入したのですが、上記ようなケースでなくても、ウォーレン・バフェット氏が商社株を大量に売却する時が、よりベストな売却タイミングではないかと思うようになってしまったんです。
ウォーレン・バフェット氏に限らないのですが、著名投資家がとある株を購入した後に、自分も勝ち馬に乗りたいがために同じ株を購入したという人もいるかと思います。
他人の後追いで購入すること自体を否定するつもりはありませんが、
自分なりの購入理由、売りタイミング等をしっかりと考える必要があるのかなと思います。そのほうが、損が出た時の後悔も小さいはずです。
結局投資結果は自己責任、益も損も自分が受け止めなければいけません。
少し悩みましたが、ウォーレン・バフェット氏の動向にかかわらず、もともと自分が設定した長期で配当をもらっていくという方針でトレードを継続して行こうかと思っています。